ノープランNZ旅行記 42日目 其の壱
42日目(2023/1/23)
この日の朝は4時頃に目が覚めた。
今日はMt. Maunganuiに行くんだー、と思いながらも、眠くて二度寝…
目が覚めたら5時を過ぎてて、「Mt. Maunganui行く…」と思いつつ、とりあえずお湯だけ沸かして、眠くて三度寝をした(笑)
この日の朝は眠さに耐えられず、ベッドでうだうだしてたら寝てて、最終的に起きたのは6時くらいだった。
もう日の出には間に合わないなー、と思いながら、明日にしようか、昼間に行こうか、悩んでた。
時計を着けたりなんとなーく準備は始めて、便意がきたからトイレに。
Mt. Maunganuiにはトイレがないらしいので、朝に用をたすのは必須だと思っていた。
太陽が昇る瞬間は間に合わないかもだけど、とりあえず向かう!と思って、本格的に準備をした。
何かエネルギー摂らないと、と思ってチョコレートだけ食べた。
こういう時に限って、袋からすぐに出ない!なぜ!!!
(今思えば食べなくても良かったけど、どんなコースかも分からなかったから、一応最低限のことはしようと思ってた)
Mt. Maunganuiは宿の目の前だからすぐに到着した。
人が向かう方向に進んで行ったら登山口があった。
さすがにもう太陽は昇っていたけど、「朝日」感はまだあった、太陽の色とか。
この時は6時半前くらいだったけど、すでにかなり人が下ってきていた。
みんな朝早くから山に登りに行っていたんだ。
というかむしろ、ここはウォーキングやランニングコースになっている感じだった。
地図を見て当初考えていたコースはやめて、多くの人が歩いていた、おそらく1番キツいコースを進んだ。
太陽が昇っていたから、途中後ろを振り返りながら。
日の出の瞬間は拝めなかったけど、来てよかったなと既にこの時思えた。
走っている人が多くて、なんかみんなしんどそうだった。
昨日入手したパンフレットでは”スピリチュアル”と書かれていて、結構神聖な雰囲気がするのかと思っていたから、ちょっと拍子抜けした。
途中、コースから少し離れたところで、太陽に向かって坐禅を組んで瞑想している女性がいた。
「いいなー、俺も瞑想したい」
と思いつつ、横目で見ながら少しずつ登った。
とはいえ、何度か立ち止まって太陽をしばし眺めた。
話しながら歩いている人が結構いて、自由なんだけど、若干心地悪く感じていた。
朝の静かな中で山に登りたいと思っていたからかもしれない。
周りは急いで歩いている人が多かったけど、僕はゆっくり歩いて行った、できるだけ。途中、写真を撮りながら。
どこかで抜かれたのか、さっき瞑想していた女性にまた出会い、今度は木にくっついて瞑想していた。
やりたいからやる、誰がどう思おうと。
それが頭に浮かんだ。
道の勾配は急だったけど、割とすんなり頂上に着いた。
僕も太陽が当たるところで瞑想したくなって、人がいないところに行った。
そこで、坐禅こそ組まなかったけど、しばらく目を閉じて呼吸を整えた。
5分くらいか時間は分からないけど、割と集中できた気がした。
最後の方で、声がうるさい人が後方にいて、Meditation とか色々言ってんなー、と思ったから、そのあたりから既に意識が散ってたと思うけど(笑)
瞑想を終えて、軽くストレッチしてから、登った道とは別の道を下り始めた。
地図があったから、行く道を決めようかと思ったけど、とりあえず感覚で行くことにした。
途中、道の脇から下を覗くと崖、岸壁とまではいかないけど、岩場の海岸線が見えた。
惹かれるものがありつつも、「怖い」という気持ちが先行した。なぜか落ちた時のことをイメージしてしまう。
なんとなく、電車に飛び込むイメージをすることと似ている、と思った。
結構危なそうな岩場に座っている人が何人もいて、すごいなと思った。
そもそもどうやってそこまで行くかも、分からなかった。
そういえば、グランドキャニオンに行った時、崖に腰掛けて写真撮ったなーと(厳密には撮らされた笑)思い出した。あの時はよくやったと思う。
自分の場合、そういうことをやるなら身につけるものは最低限でないと無理だ、と思った。
帽子かぶってて飛ばされそうもんなら、、、
これ以上想像したくない(笑)
下山途中に若者グループとすれ違い、それを見た時になぜか不快感がした。
これはなんだろうと、いつも思う。
怖いのか、憧れなのか。自分がそうできない(できなかった)から嫉妬?
どれも正解かもしれないな。
すれ違った家族が話をたくさんしていることに、なぜかイラッとしつつ、
一方で、放し飼いなのか野生なのか、羊の群れを見て癒された。
途中、一匹だけいた仔羊、草を食べながらおしっこしてた(笑)
やりたいことそのまんま全開だー、と思ってにやけてしまった。
その弍へつづく