ノープランNZ旅行記 46日目 其の弍
スタジアムへ向かう途中に通る住宅街はゴミも多くて落書きも多く、家も綺麗じゃなかった。
その感じはクライストチャーチと似ている、と思った。
ホームレスがいることも。
なんとなく格差が見え隠れするところも。
それに対する違和感というか気持ちのモヤり。
何をここダニーデンで、特にそういう場所で感じるのか、それは注視したい。
子供にキツくあたる親を見ると悲しくなることも。
誰でもそう感じるのかもしれないけれど。
スタジアムから街中に戻ってきた。雨は朝より弱くなってきた。
オーガニックショップに行ってみると、店内にあるイートインコーナーにはランチしにたくさんの人がいた。
昨夜はライブで飲みすぎたこともあり、食べ物は夜までいっかなと思っていたけど、スープがあれば食べようと考えていた。
メニューを見ると今日のスープがあったので食べることにした。
レジの対応をしてくれた女の子はまだ新人さんなのか、教えてもらいながらレジをしていた。
ちょっとミスったんだけど、なんかそれも微笑ましく可愛く感じた。

にんじんとブロッコリーのスープだったけど、クミンとかスパイスも入っている感じで、胃腸にも優しく美味しかった。
スープを飲んでから隣のスーパーで買い物した。
レジで支払いをした時に、前回も対応してくれたオーナーっぽいおじさんだった。
彼が「また来たね」と言ってきたので「もちろん!」と答えたら、舌をチラッと出して少しおどけたような表情を見せたのが面白かった。
それにしても、このオーガニックショップ、色々なものの量り売りをしていて、サステナブルやフェアトレードの日用品もあって、すごいなと思った。

ホテルに戻って、ロビーでしばらくゆっくりした。チェックイン予定時刻まであと40分くらい。
朝荷物を預けるために寄った時にもいた中国系らしき家族はまだそこで待っていた。
ずっといたのだろうか。
旦那さんは僕より年上っぽい。でも奥さんはまだ若そうで、30代くらいかな。子供は2、3歳かな。
なんか、奥さんは子供のことをずっと動画撮ってるんだけど、遊んであげることはしなくて、なんか子供というよりペット?みたいに思っているんじゃないか、と勝手に想像してしまった。
動画もSNSでシェアするためとか。そもそも、旦那さんのことは愛しているのかな?とか。お金があるから結婚したんじゃないかな、とか。無駄な妄想をしてしまった。
まぁ、他人事だし余計なことを想像してもしょうがない、と思い、彼らがいなくなったし考えるのをやめた。
30分ほど早かったけど、フロントにチェックインできるかを聞いてみた。
フロントの人が部屋の掃除が終わってることを電話で確認してくれて、早めにチェックインできた。
昨日はビールを大量に飲んだから、この日は食べ物は控えめにした。
トマトにレタス、アボカドとリンゴとキウイ、ブリオッシュも数切れ食べた。
アボカドはまだ熟し切れてなくて少し硬かったな。
ダニーデンの後どこへ行こう、と考えて地図を見ながらWanaka の写真を見てみたらめちゃくちゃキレイだった。
ヒッチハイクで出会ったYamが行くと言ってから気になっていて、いつか行こうかなと思っていた。
「いつかじゃなくて今行けるなら今だよな」と思ったので、次に行くことにした。
幸いダニーデンからバスで行けそうだから、足はどうにかなる。
ダニーデンの次はまずWanaka に行く。
その後はそれからまた考える。
47日目につづく(帰国まであと29日)