最近の木彫

6月のWood Carving Courseを取ってからも、ほぼ毎日家で何かしら木を削っている。

はじめは「1日最低10分でもやろう!」と意気込んでいて、今もその気持ちには変わりはない。

でも、実際のところ、全くナイフに触らない日がすでに何日かある。

というのも、「しなければならない」になりそうで、楽しくなくなってしまいそうだから。

今はただ楽しんでやれたらいいと思うし、これからもそうでありたい。

作成中のペリカンと魚

「将来的に仕事にしたいか?」「作ったものを売りたいか?」

とよく聞かれる。

本音を言えば「Yes」だ。

でも、そこを意識し始めると、きっと楽しくなくなってくる。

だから、そのことはできる限り意識しないようにしている。

僕にとって木彫は動的瞑想だと思っている。

でも、そうじゃない時もある。

気が乱れていると、うまくナイフが流れない。削り方とか雑になるし、見た目も綺麗じゃない。

不安があると、特にそうなる気がしている。

そんな時には、編み物をする。

編み物の方が、今の僕には完全な動的瞑想だと思える。

そこには「創作」がまだなくて、指示通りに編んでいけばいいだけだから。

機械みたいなもんだ。

決まったことをただ淡々としていくと、時間もあっという間だし、何も考えなくてすむ。

最近編んだ姪っ子のベスト

もちろん、木彫をやっているときにもそういう瞬間はある。

彫刻刀でひたすら削っているときは、まさにそう。

だから、今は編み物も僕に取っては良き”安定剤”になっていると思う。

どちらも楽しいから、どちらかだけを選べない。

選ぶ必要もないと、今は思っている。

前置きがすっかり長くなったけど、最近の木彫の話。

オンラインでのWood Carving Courseを今月からはじめた。

6月に教えてもらった先生がやっているもので、7週間のコース。

つくっているのは冒頭の写真にある根付の魚と、ペリカン。あと、Mobius。

MobiusはGidgeeというオーストラリア産のとても硬い木を使っている。

これは彫刻刀では削れないので、ヤスリを使って整形している。

僕はヤスリが嫌いなのだけれど(汗)学びのひとつだと思ってやっている。

あと、腕の筋トレ(笑)

作成中のMobius ひたすらやすりで削っている

また、木のスプーンもつくっている。

つくる、というよりも、ナイフの使い方を練習する目的の方が大きい。

本格的に木彫を始める前から、特にしっかり練習したわけじゃないけれど、それなりにナイフを使えている。

でも、まだ雑だし、適当なところが多い(苦笑)

だから、スプーンをつくるときには、できる限り意識してナイフを使うようにしている。

そして、”フリースタイル”もやっている。

フリースタイル?僕が勝手に命名した訳だけど。

近くで拾ってきた木を、気分のまま削る。ただそれだけ。

でも、これが一番楽しい気がしている。今のところ。

拾ってきた木を自由に削っている

ビザのことや人とのやりとりを考えると時々気持ちが重たくなる。

でも、昔よりは全然引きずらなくなった。

翌日には回復することがほとんど。

Wood Carvingや編み物、歩くことがそれを助けてくれていると思うから、これからも楽しんでやっていこうと思う。

Hiroki a.k.a HIRO
  • Hiroki a.k.a HIRO
  • 40代 / 躁鬱人
    サラリーマン歴15年
    2年前に会社を辞め、京都へ移住。
    NZの旅の途中で語学留学を思い立ち、2023年から語学留学を開始。
    2024年から木彫(Wood Carving)をはじめて、その面白さに気づく。
    現在、京都とネルソンの二拠点生活を目指している。

    興味:Carving(木彫) / 日本の文化(Japanese Culture) / 日本語(Japanese Language) / 京都(Kyoto) / 左京区(Sakyo ku) / 江戸時代(Edo Period) / 旅行(Travel) / 歩くこと(Hiking) / 農のある暮らし/ 環境問題 / 書くこと(Writing) / 音楽(Music) / 漫画(Manga) / アート(Art) / クラフトビール(Craft Beer) / Buddhism / Shintoism

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