木彫コース体験 in NZ:Möbius
前回のブログから早くも1ヶ月が経っていた。
この1ヶ月はビザの申請のことでバタバタしていた。
これについてはまたそのうち書くとして、前回からの続きを書こうと思う。
6月に参加した木彫コースは4つ。
Möbius、Netsuke Fish、Seed podを模した小さなトレイ、小物入れ、をそれぞれ作るコース。
Möbiusとは無限ループ。日本語ではメビウスと呼ばれているもの.
Netsukeは日本の伝統民芸「根付」で、小さな彫刻。
根付を知る:京都清宗根付館ウェブサイトより
Seed podとは豆類など種が格納されている「鞘」や「殻」のこと。
僕が作った作品達はこちら。
各コースは3〜4日間で、朝の9時から夕方の4時半まで。
休憩時間があるので、1日5時間ほどはひたすら削る作業をしていた。
ここまでガッツリと木彫りをしたのは初めて。
この木彫コースを取り始めてから、今もなお(毎日継続しているから)、手が痛い(苦笑)
Möbius
初めてだからということもあり、Möbiusを作るのはとても困難だった。
ちなみに、先生の作品がこちら。
これはGidgeeというオーストラリア産の硬い木で作られていて、やすりで整形したもの。
美しい。。。
木を削り始める前に、二つのことをした。
一つは、このMobiusの形をひたすら紙に書くこと。
もう一つは、作品のイメージをするために粘土でMobiusの模型を作ること。
粘土なんて、最後に触ったのはいつだろう、くらい久しぶり。
そして、この形を作るのが難しい。。。
イメージを膨らませるアクティビティをやるのが面白かった。
小学校の頃に同じようなことをしたかもしれないけれど、その時の感覚はもう記憶に無い。
だから、新鮮に感じた。
次は使う木を選んだ。
三つの選択肢があった。
その中で、僕は硬いRed Cedarという木を選んだ。
先生曰く「屋久杉」に近い質感らしい。
それを聞いたら選ばずにはいられなかった。
屋久島で見た屋久杉はとても素晴らしかったから。
あと、Red Cedarの色が好きだった。
色を見た瞬間に「これがいい」と思った。
「とても硬いけど」と先生は言ったけれど、すでに気持ちは固まっていた。
Blankは整形がしやすいように、卓球ラケットの柄のようなものが付けられていた。
(Blankの日本語訳が分からないけど、整形する前段階の木のこと)
それに鉛筆で削る目安を示す線を引き、それに沿って彫刻刀で削っていった。
Red Cedarは思った以上に硬く、ハードワークだった。
ただ一方で、”ハマる”とひたすら削ることもできた。
ドーパミンが出ていた気がする(笑)
三日間、最終目的に向かってひたすら木を削り続けた。
正直なところ、三日間を終えてももう少し形を整えたかった。
でも、一旦このタイミングで終えることにした。
そして、彫刻刀で削った質感が好きだったので、敢えてやすりをかけずにオイルとワックスで仕上げた。
形こそ歪さはあるけれど、削りっぱなしの感じとその赤みがかった色は気に入っている。
この木彫コースが終わった後も、継続してMobiusを作ることにした。
道具の使い方もさる事ながら、三次元のものをどう作るかという練習にもなるから。
同じものを作り続けることが、技術の向上につながる、そう思っているし。
先生も、同じものを15年以上作り続けているとのことだった。
次に書く予定の根付がそれだ。クジラを作っているそう。
僕自身も、根付の魚もMobius同様に作り続けたい、と今は思っている。
木彫コースの間は、ただ言われるままに木を削っていた。
言葉がよく分からなかったから、むしろ「目で見るまま」の方が正しいだろうか。
でも、自分で何度もMobiusを作っていくうちに、どこをどうしたら良いかが少しづつ分かってきた。
「この線とこの線は出来るだけ水平に繋ぐ」とか。
頭で理解していても、形にできないことはまだまだたくさんある。
なんせ、まだ始めたばかりだから。
何度も繰り返すことで、少しづつ体に覚えさせていきたい。
次回は他のコースについて書こうと思う。