ノープランNZ旅行記 23日目 其の弍

朝からのウォーキングから戻ってきて、マウントクックの雪山を眺めながらテントの前で寝転がっていた。

たまに寝たりしながら。

そしてこの日は退屈凌ぎの一つとして、「定点カメラごっこ」をした。

ほぼ同じ場所から眼前の山を1〜2時間毎に写真を撮る、というだけのこと。

同じ景色の雲や天気の変化を見て、一人で楽しんでいた(笑)

山からは時々微かに轟音が聞こえた。

雪が崩れる音?それとも見えないところで氷がぶつかってる音?

いずれにしても、今目の前にある山は、山の景色は、少しずつ変化しているんだなって思った。

だから、昨日見た山とは微妙に違うはずだ。

それと同じだなって思った、人生も。

一見見たところの変化はなくても、少しずつ変化している。

外的要因もあれば、自分が行動することにも依る。

ただ、行動することで、目に見えなくても、確実に何かが変わっていく。

大きな変化が目に見えて分からなくても、耐えることが時には必要。

小さなことでも、それがたとえしんどくても、少しずつ積み重ねていくことで、必ず何かしらの結果が出るはず。

この日の前日までの二日間、一歩ずつでも確実に歩いてきたこと、まさにそれがそうだと思った。

山を見ながら、また泣いた。

「今のままの自分が俺だから、無理に変えなくてもいい」と自分に言ったときだった。

このブログを書いている今、ここ最近、自分を認める・褒める言葉をかけると泣くことが多い。

褒められたい、認められたい、それを心の底では今も求めているのかな、と改めて思う。

今回の旅に出る前に、オンラインコミュニティーのメンバーでネルソンに住んでいる方が声をかけてくれていた。

この旅の途中、そこに少しでも寄ろうかなと思っていた。

僕は義理堅い人間だと自分では思う。

自分のことを気にかけてくれる人のところに、積極的に足を運び顔出すことが多い。

なんというか、そういう良いところ、変えなくても良いところまで、全てを変える必要は無いんだ。

ただ、自分に無理はしないことが大切。自分を犠牲にしてまで人のために何かをする必要は、今はない。

自分を縛っているもの、自分らしく生きられない縛り、それを変えていけば良い。それだけを。

今の自分は自分のままで、良いところはそのままで。

自分が思うこと、考えてしまうことも、全ては俺の特徴であり個性。

その中で、外的要因からなるもの、ノイズにより生じているものだけを削ぎ落としていく。

僕が会社を辞めるきっかけをつくってくれた四角大輔さんが言っていることは、きっとそういうことなんだ。

今の僕から別の他人になるのではなく、そこから不要な部分を取り除くだけ。

だから、根本的に俺のままで、何も変わらなくていいんだ。

しばらくしてから、栄養摂った方がよいかも、と思ってMt Cook初日に行ったカフェへランチに行くことを考えた。

でも片道30分以上、往復なら1時間半かかるかも。

そう考えたときに、今はそれより足の休息が必要だと思ってランチに行くのはやめた。

何が一番大切かと考えたとき、足を休ませることが一番だと思ったから。

朝イチで、ゆっくりとはいえ、無理して歩かせてしまったし。

手元に食べ物が全くないわけでもないし、”素敵な食事”を摂るために脚を犠牲にしたくはなかった。

「今日はあとはトイレ行くことと水汲むことだけの時にお願いしますね。」

そう自分の脚に言った。

「今思えば、というか現在進行形だけど、超超軽度だけど脱水症状だったかも。一昨日と昨日で。」と思った。

水に限りがあることで少しずつしか飲まずだったから。

今もトイレにはあまり行きたくないし、行った時も尿の色が濃い。

明日もなるべく歩かずに、車に乗れたら良いなぁ、とぼんやり思った。

晩飯は、Greenstone Trackのために買っておいたフリーズドライのヨーグルト。

食べずに残っていた。

プロテインを少なめの水で溶いたような感じのものだったけど、何も食べないよりはマシだった。

味は美味しかった。今回はグリーンストーンの時に余った食料で持ち堪えられた。

「きっと明日はクィーンズタウンで今頃美味しい何かを食べてビールを飲んでいるはず!」

そのために、今日は早めに飯も済ませ、胃を空にして寝て、回復に睡眠時のエネルギーを全て使ってもらうのだ。

そう思った。

水だけで食べれたヨーグルト
プロテインのようだった

この絶景の前で二日間テントを張って泊まれること自体、ある意味贅沢だとは思った。

身体を休めるためとはいえ、良かった。

テント泊も良いなと、今回は思えた(Sandflyがいなかったから(笑))

「今日もよく寝れると良いな。ゆっくり休もう。」

あとおそらく、雑草の花粉か何かにアレルギー反応を示すことが分かった。

なぜなら、この場所でも、風が強いと目が痒くなり鼻の調子も悪くなったから。

とはいえ、まだ自分の中での仮説の状況だけど(笑)

今回はMt Cookで本格的なトレイルはできなかったけど、ハイキングだけでもできて良かった。

むしろ、来れただけでも良かった。

今度はしっかり準備して、山の中に入りたい。

そう思った。

そして、疲れた体を休めるため、Mt Cookの次は好きな街であるQueenstownへ行こう、と決めた。

24日目につづく(帰国まであと52日)

Hiroki a.k.a HIRO
  • Hiroki a.k.a HIRO
  • 40代 / 躁鬱人
    サラリーマン歴15年
    2年前に会社を辞め、京都へ移住。
    NZの旅の途中で語学留学を思い立ち、2023年から語学留学を開始。
    2024年から木彫(Wood Carving)をはじめて、その面白さに気づく。
    現在、京都とネルソンの二拠点生活を目指している。

    興味:Carving(木彫) / 日本の文化(Japanese Culture) / 日本語(Japanese Language) / 京都(Kyoto) / 左京区(Sakyo ku) / 江戸時代(Edo Period) / 旅行(Travel) / 歩くこと(Hiking) / 農のある暮らし/ 環境問題 / 書くこと(Writing) / 音楽(Music) / 漫画(Manga) / アート(Art) / クラフトビール(Craft Beer) / Buddhism / Shintoism

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