ノープランNZ旅行記 24日目 其の壱

24日目(2023/1/5)

この日は朝から雨…昨日天気予報を見てしっていたし、昨夜からパラパラ降っていたから想定内だった。

一日中雨なら今日もキャンプサイトへ泊まっていこうと思った。

しかも、首が痛い…喉?前夜の0時頃に一旦目覚めてからだ。

寝違え?寝方の問題かと思ったりしたけど、そうじゃないかもと思い始めた。

寝違えの首の痛さとはちょっと違う感じがしたから。

天気予報を見直してみると、どうやら一日中雨ってわけでもなさそう。

時間によっては弱まる予報だった。

それから、頭を使ってその後の行動対策を色々と考えてみた。

「雨が弱いなら今日出発できそう」

「出発するなら10時頃にヒッチハイクを始めたい、ホテルをチェックアウトした人達が多く通りそうだから」

「朝の8時が雨のピークっぽいから、それがおさまってからテントをたたんで、9時半〜10時頃には道路に立とう」

とか。

で、とりあえずテント内で待機し、焦らず雨が止むのを待つことにした。

朝トイレに行った時に、右足の痛みがほぼ無くなっていて、前日無理して歩かずに休んだ甲斐があったと思えた。

だからこそ、今日出発することも視野に入れられた。豪雨にならないなら。

雨が降っている間は、テントの中で出来る限り荷物をまとめておいた。

雨が弱くなったらすぐにテントを畳み始められるように。

昨夜、途中から寝袋を使ったのも良かった。

ちょっと寒いと感じたから。

朝になってからだけど、頭の位置を逆にしたことも自分の中では良かったこと。

「今日は長期戦になるかも」と思って途中で頭の向きを変えた。

地面に少し傾斜があって、頭の方が微妙に下がっていて、横になっているのがしんどかったから。

明るくなってきたらそこまで寒くなかったから寝袋はしまって、一旦はSOLだけにした。

だけどその後また寒くなった寝袋をまた出した。

それもグッジョブ!

これまでの自分なら「一旦決めたのだからそのまま」「我慢する」ということが多かったから。

たとえ短時間でも、状況に応じて対応をすることは自分の中では花丸的なこと。

もちろん、状況にもよるとは思うけど。

準備ができたら、テントの中で横になってひたすら雨が弱まるのを待った。

電源を温存しておく意味もあって、スマホはできるだけ電源オフにした。

テント内に雨宿り的にじっとポールに止まっている虫がいて、それと同じ気持ちだなと思った。

「雨が弱まるまで好きなだけ雨宿りしていってくれ」と心の中で言った。

8時を過ぎて20分くらい経った頃、かなり雨が弱まってきて空が明るくなってきた。

予報だと9時くらいまで強く降りそうだったけど、かなり弱くなったので「今だ」と思い、起きてテントの片付けを始めた。

とりあえずテントを畳んで、その間に雨が強くなってきたらすぐ近くの休憩所にいこうと思っていた。

雨が止んだ後のキャンプサイトの様子

雨が弱くなってからのテントの畳み方とかは、寝てる時にずっと頭の中でシミュレーションしていたから、手際よくできた。これもグッジョブ!

テントを畳んだ頃、雨はほぼやんでいて、空を見ても雲は黒くなく、少し青空が見えた。

「これなら行けそう」と思って、そのまま出発した。

キャンプサイトからの道を行くと、コテージやホテルのあるヴィレッジからの道と合流する。

そこまで行って、両方から来る車に対してヒッチハイクしよう、そう決めていた。

ヒッチハイク場所に向かってキャンプ場からの道を歩いていたら、一台の車がゆっくりと僕の脇に止まった。

其の弍へつづく

Hiroki a.k.a HIRO
  • Hiroki a.k.a HIRO
  • 40代 / 躁鬱人
    サラリーマン歴15年
    2年前に会社を辞め、京都へ移住。
    NZの旅の途中で語学留学を思い立ち、2023年から語学留学を開始。
    2024年から木彫(Wood Carving)をはじめて、その面白さに気づく。
    現在、京都とネルソンの二拠点生活を目指している。

    興味:Carving(木彫) / 日本の文化(Japanese Culture) / 日本語(Japanese Language) / 京都(Kyoto) / 左京区(Sakyo ku) / 江戸時代(Edo Period) / 旅行(Travel) / 歩くこと(Hiking) / 農のある暮らし/ 環境問題 / 書くこと(Writing) / 音楽(Music) / 漫画(Manga) / アート(Art) / クラフトビール(Craft Beer) / Buddhism / Shintoism

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