ノープランNZ旅行記 8日目 其の参
このあたりから、少しずつ人とすれ違うようになった。
山を回って出てきたこちら側の天気はとても良く、しばらくすると日向に出た。天気が最高すぎた。
山頂のようなところについた。そこには休憩している人がたくさんいた。
恐らく僕とは逆側から歩いてきた人達だろう。
そこからは岩場を下った。
途中で逆側から登ってきたカップルに道を譲った。その時
恐らく「頂上までどのくらい?」と聞かれただろうと思って、
「あと20分くらい」と言ったけど、正しいかどうかは割とどうでも良いかなって思った。
お互いに「Enjoy!」と言って別れたから。
山を下っていくとMackenzie Lakeが見えてきた。11時くらいかなその時。
まぁまぁ良いペース、と思いながらひたすら下る。
途中から森のようなところに入ると、めっちゃミノムシ的な虫が垂れ下がってる。
この子達はDevideに着くまでの道すがら、至る所に垂れ下がっていたんだけど、
比較的安全ではない道もあって、こいつをよけることが自身の危険になりそうで、
「よけるな、死ぬよりマシ」と途中から自分に言い聞かせるようにしていた(笑)。
歩き続けてMackenzie hutが見えてきた時に、分岐路に着いた。
でもぱっと見どちらに進めば良いか分からん…
よーくみると看板になんとなく「hut」と書かれているような…気がする方に進んでみた。
でも行ってみると、道無くね?みたいなところで、割と不安になった。
「山小屋は目の前に見えているのに(笑)そういうところ、つい不安に感じちゃうんだよね。」
と心の中で思いながら進んだ。
でも、冒険みたいで少しワクワクというか楽しかった。
確信が持てないと不安になる。僕だからというより誰でもそうなかとも思う。未知のことに対しては不安にはなるよね。
で、無事にhut に着いたら、誰もいない。みなどこかしらに出発した後のようだ。
そこで軽く休んで、The Devideに向けて出発した。
この時12時過ぎ、看板には「The Devide 4時間」の文字。
バスの予定時刻は3時過ぎであと3時間ちょいだけど、
「間に合うだろう!俺の脚なら!」
と思いながらMackenzie hutを後にした。
其の肆へつづく