ノープランNZ旅行記 47日目 其の参

丘をくだって街中へ戻り、あらかじめチェックしていたパブリックアートミュージアムに行った。

お金は寄付制だったから払わなくても良いんだろうけど、20ドル入れてきた。

これもまたアーティストさんとそれを支える美術館の応援のため。

美術館の中では、作品をひとつひとつじっくりは見ずに、見渡して少しでも「いいな」とおもうものだけをよく観て説明も読んだ。写真も撮ってきた。

これまではひとつひとつじっくりと観て”何か感じるものはないか”と思っていた。

だけど、ざっとみてピンとくるものをじっくりと観るのが良いかも、と思うようになっていた。

だから、観るスタンスを変えた。

写真をあとで見返してみて、何か気づくか試してみたい。

美術館を出てから、ビールを飲みたくなった。ロンドンポーター。

でも、エマーソンズに向かう時に、ファーマーズマーケット会場の近くにビール屋があることを思い出し、そこへ行くことにした。

そのビール屋、NOISY BREWING は少し場所を探すのに苦労したけど、素敵なところだった。

ロゴのデザインがカッコよくて、Tシャツ買ってしまおうかと思ったけど、ここは耐えた(笑)

店内に飾られていた絵が東洋的な感じで、それもまた良かった。

探すのに苦労したNOISY BREWING
開放感があって落ち着いた店内 心地よかった

途中、生まれつき身長がとても小さいおじさんが僕の近くに座った。

スタウトを飲んでいた時に話しかけられて、少し話をしたけどそれっきり話さなかった。

日本語だったら話していたかもしれないけど、英語で話すのは自信ないから、自分から話しかけることはしなかった。

それは言い訳かもしれないけれど。。。

彼はもっと話したかったのかな。分かんないけど。しょうがい(Disability)があるから、引け目とか感じるのかな。それこそもっと分からない。

おじさんは結局ビールを飲んだらそのまま帰って行った。

Milk Stout 美味しかったけど個人的にはロンドンポーターの方が好きかも
バレルエイジド インペリアルスタウト
酸味がある これまであまり飲んだことない感じのバレルエイジド
個人的には好みだった

ビール屋を出てから、ふらふらして教会の前で座ったりしていたけど、思いの外風が冷たくて上着を取りにいったんホテルに戻った。

そのあと、気になっていたIZAKAYA YUKIという日本食のお店に行ってみた。

ネットの情報では17時からですでにその時間だったけど、まだやっていなかった。

それから30分だけ辺りをぶらついてから、改めて行ってみてもまだクローズ。。。

これはご縁がないんだと思い、近くの日本食のお店に行った。

最初、YUKIが開いていない時にこちらに行こうかと思っていて、うーん、と思っていったんやめたところ。

入るとアジア人はいなくて、店員さんに日本人はいなそうだった。少なくともホールスタッフでは。

食べ物は正直なところ…納豆が食べれたのは良かったかな。という感想だった(苦笑)

久しぶりの納豆!!を食べれたのはよかった◎

その後店を出て、もう一度YUKIをのぞいてみたら開いていたから入ってみると予約でいっぱいとのこと。

このお店にも日本人の店員さんはいなそうだった。

その時、ふと思い出したのが今日ランチした店の並びにあった日本食屋。

調べてみると明日は休みのようだから、今行ってみるかと思いお店へ向かった。

居酒屋ならぬ日本食屋のハシゴだ。

昼間見た時に壁に日本語の文章がでっかく書いてあって、しかもその時お店から出てきてチラッと見かけた人が日本人ぽくその時は見えたから、あそこは日本人の人がやってるかも、と思った。

…が、ご夫婦らしいアジアの方2人がやっていたけど、2人の会話は韓国語だったのかな。日本語ではなかった。

まさかの日本人じゃない人達が日本食レストランやってんのかー、と思いつつ、日本人の人と少し話したかったから若干残念だった。

このことが何を俺に伝えているのか?なんてことを考えてみた時に「見た目や名前だけで判断するな」

ということなのかなーって思った。

どことなく先入観で「日本人の人が営んでるお店かも」と思うお店でも、実はよくみてみると日本人的なセンスじゃないことはなんとなく気づけそうだし。

さっきの壁の日本語も、「余の辞書に不可能はない」みたいな文だったけど、「不可」で改行されていた。

俺だったらそこでは改行しないしなー(笑笑)

本質を見るって大事だなーって思った。

ただ、どういういきさつにせよ、日本の方以外が日本食のレストランやってるのはなんか嬉しいな、とちょっと思った。

それだけ、日本食が受け入れられているということになると思うから。

壁に描かれた日本語 改行する場所が俺の感覚とは違うなぁ。。。

そのあと、ほどよく酔ったこともあって、音楽ライブを聞きたくて生演奏をしているお店がないか街をうろついたけど残念ながら無かった。

さらにうろついていると、春節後だからか、中国的なお祭りっぽい会場に遭遇したのでちょっと寄ってみた。

結構人がたくさんいて、それこそステージで人が歌っていたりしたけれど、人の多さに早々に退散した。

※音出ます

春節?のイベント 人は多めだった

宿に戻る途中、店先で生演奏をしているバーの近くを通った。

まだ明るかったし、少し遠目に座ってぼんやりと聴いていた。

生ライブを聴くのはいいなーと改めて思った。

48日目につづく(帰国まであと28日)

ビルに書かれていたエドシーラン 素晴らしい
Hiro
  • Hiro
  • 40代 / 躁鬱人
    サラリーマン歴15年
    2年前に会社を辞め、京都へ移住。
    NZの旅の途中で語学留学を思い立ち、2023年から語学留学を開始。
    2024年から木彫(Wood Carving)をはじめて、その面白さに気づく。
    ネルソン(NZ)と日本の二拠点生活するのが夢。

    興味:Carving(木彫) / 日本の文化(Japanese Culture) / 日本語(Japanese Language) / 京都(Kyoto) / 左京区(Sakyo ku) / 江戸時代(Edo Period) / 旅行(Travel) / 歩くこと(Hiking) / 農のある暮らし/ 環境問題 / 書くこと(Writing) / 音楽(Music) / 漫画(Manga) / アート(Art) / クラフトビール(Craft Beer) / Buddhism / Shintoism

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