ノープランNZ旅行記 31日目 其の参
Motuekaを早朝に出発してから5〜6時間歩いて、お昼頃Marahauに無事到着した。
風がちょっと強かったけど、天気が良くて心地よかった。
しばらく歩くとカフェがあった。
ちょうど開店したところだったので、お腹も空いていたから入ることにした。
店内に入ると、アジア系の店員さんが対応してくれた。
彼女、歯の矯正をしていたからか、とても英語が聞き取りづらかった…。
何を言っているのかきちんと把握できなかったけど、彼女にうながされるままに、とりあえずテラス席に着いた。
メニューを見ると「Buddha Bowl」の表記があったので、それとピルスナーを注文した。
ブッダボウルは注文後すぐ出てきたんだけど、残念ながら悪い意味で驚愕してしまった。
まるで、スーパーで売ってるカットサラダを盛り合わせたような感じだったから。
アボガドだけは違ったけど(笑)
米も冷凍されていたのか、四角い固まりがところどころに…(苦笑)
期待値が高かった分、そう思ってしまったのかもしれない。
これで、Vudu cafeよりも高値だなんて、場所代やな。
まぁ、こんなもんなのかなリゾート地は、と”勝手な主観”で思った。
とはいえ、天気の良いテラスでの食事とビールは、長時間歩いてきた僕にとっては良い時間だった。
食事を済ませてから、早速この日泊まる予定の宿へ向かった。
宿に着くと、庭仕事をしてたおじさんが声をかけてきた。
ガッチリとした体格の、アメリカ感が漂うおじさん。
この人がスタッフさんだったので、チェックインをした。
チェックインしてから、彼が施設を案内してくれた。
宿泊施設内ではBBQができたり、卓球やビリヤード、映画も観れるミニシアター的な部屋もあった。
色々と話して説明をしてくれ、とても好感の持てるおじさんだったけど、ずっと一緒だと疲れそうだなと思った(笑)
それは単純に僕の問題で、言葉が満足に通じずに意思疎通が完璧にできない、というのが大きな理由。
でも、その時の僕にとっては(今でも)、そのことはストレス要因だった。
施設の案内が終わって、荷物を部屋に置き、宿の周辺をぶらぶらすることにした。
近くにアイス屋があったから食べようと思ったけど、現金しか使えず、手持ちの現金もなく、断念…
お店の人とお互いに「ごめんね」的なことを言って、その場を去った。
そのあと、海辺にあったベンチに座り日記を書いた。
しばらくすると少し曇ってきて、風も強くなってきたので、宿へ戻ることにした。
宿に戻って、アメリカーノなおじさんに「ここで何か食べれるのか?」と聞いたら、食べれないとのことだった。
ただ、近くにあるカフェ情報をくれた。
一つは昼間行ったところで、もう一つがCar Park Cafeというところ。
そこは音楽ライブもやってるよー、とおじさんは教えてくれた。
「ライブも聞けるかもだし、期待できそう!」と思い、早速そのカフェに向かった。
カフェに着くと、雰囲気がすでに素敵だった。
「これまでに行ったオシャレカフェと同じだー!」と、すぐにテンションが上がった。
ビールを飲むしかない、と思ってビールを注文。
このお店のメイン料理っぽいピザも頼んだ。
今回は”一品だけ”をきっちり守って(笑)
対応をしてくれた店員さんが「どこからきたの」「ホリディ?」と聞いてきたので、「そうだ」と答えると、
「とても羨ましい」的なリアクションをされた。
NZでは仕事も楽しくやっていそうなイメージを勝手に持っていたけど、
どこの国でもやっぱり仕事は大変なんだな、と思った。
ビールもピザも堪能して割とお腹いっぱいだったけど、もう少し食べたい感じ。
このお店の雰囲気をもう少し感じていたい、という気持ちもあった。
ただ、翌日はメインのトレッキングがある。
そして、明日もまたここに来るはず。
なぜなら、ここしか食事する場所がなかったから(最初のカフェはごめんなさい)。
この日は音楽イベントをやるみたいだったのだけど、、、開始時間が遅かった。
翌日に備えて早く寝たいと思ったので、この時は諦めた。
「今回はタイミングが合わなかったと思うしかないか。」
「音楽は別の場所でも聞けるけど、Abel Tasmanはここだけだから。」
そして、自分の中で折り合いをつけるため(言い訳?)、デザートだけ注文した(笑)
それで満足できた(笑)
この時、店員さんで、ながーい三つ編みをしている青年がいて、「パダワンじゃん」と思い、
それだけで若干テンションが上がった。
「その髪型いいね、パダワンみたいだね」と言いたかったけど、結局言えずに終わった(涙)
食事を終えて宿に戻ると、ちょうど僕の泊まる部屋に女性を案内しているところだった。
彼女から自己紹介をしてきたので、僕もした。名前は忘れちゃったけど。
それから少し話をした。
めちゃくちゃ早口だっだけど、聞き取りやすかった。アメリカ人だったのかな?
彼女は、四日かけてAbel Tasmanを歩いてきたとのことだった。
それを聞いた僕はテンションがあがって「すげー!」的なリアクションをした。
「だからちょっと臭うんだけどね」と彼女が言ったので「ノープロブレム!」と返した。
Abel Tasmanの話を聞いてからなぜか嬉しくなって(それが目当てで泊まっている人が多いはずなのにw)、
「僕も明日エイベルタスマン歩くんだよ」と伝え、手元にあった地図を見せて「ここまで歩いてから水上タクシーで戻ってくる」と伝えた。
すると、彼女も水上タクシーで戻ってきたとのこと。
どんな話題であっても、興味が同じ人と話をすると、テンションが自然と上がってしまう。
そして、自分のことを話したくなる。これは少し前から気づいている自分の特徴。
なので、短い時間だったけれど、彼女との会話を楽しむことができた。
その後、シャワーを浴びて部屋に戻ると、さらに人が増えていた。
女性がたくさん…ていうか、この部屋男女混合のはずだけど、男は俺だけじゃね?みたくなってきた。
まぁいいけどさ…若干居づらいわ、と思った。
彼女らはデカいスーツケースを持って来ていて、さっき話をしたトレッキングしてきた子と比べてしまい、都会っぽくてちょっとやだなーと思ってしまった。
しかも、着替えてから僕にとってはキツめの香水つけていて、その匂いにやられそうだった(苦笑)
彼女らはその後出かけ、夜の街に行ったようだった(近くにあったのか??Park Cafeの音楽ライブへ行ったのかもしれない)。
(ちなみに今回も最初に勝手な苦手意識を持っていたけれど、その後「普通に良い娘たち」と思えた)
夜に会話がうるさいかも、今夜は耳栓してても眠れるかなー、と少しだけ不安になった。
まぁ、遅くなれば彼女らも寝るだろうし、気楽に考えよ、そう思うことにした。
32日目につづく(帰国まであと44日)