ノープランNZ旅行記 34日目 其の壱
34日目(2023/1/15)
この日の朝は3時半頃かな、いったん目が覚めて、
そのあとうたた寝して目が覚めたのが5時?6時?そのくらいだった。
昨夜は周囲がうるさいと思いつつ、23時前には隣の部屋の会話も無くなって、気づいたら寝てた。
朝は起きたらすぐにモーニングノートを書いた。
少し前に、八木仁平さんの「やりたいことの見つけ方」という本を読んだ。
自分がこの先何をしたいのか、それのヒントを見つけるために。
どう生きたいのか、というヴィジョンは持っているけど、明確ではない。
その本に従って、自分がやりたいことについて向き合っていた。
自分にとっての「大切なこと」「得意なこと」「好きなこと」とは何か。
このことはちょっと別でしっかり考えよう。そう思った。
この日はMotuekaで毎週開催されているサンデーマーケットに行ってみようと決めていた。
時間は8時から。
早めに行きたいから、7時半くらいに出ようかなと思いつつも、宿でのんびりしてた。
サンデーマーケットはファーマーズマーケット的な感じだと思うから、現金しか使えないはず。
田舎の銀行では換金はできないから、結局キャッシングすることにした。
ネットでも調べて、そうすることにした。
少額ならたいして問題ない。すぐに返済すればいいし。
本を読んだりして部屋でのんびりしてから、朝日を浴びたいと思い始めたので、少し早めに宿を出発した。
半袖短パンで出てきたけど、少し肌寒かったから途中で上着を着た。天気は良かった。
歩きながらふと考えた。
今回、宿泊客はなんとなく若い人が多そうだと思った。
Marahauで泊まった宿もそうだった。
でも、バックパッカーズはそうだよな、どこも。最終的にはそう思った。
途中のATMで現金を下ろしてから、サンデーマーケットの会場に向かった。
とりあえずぐるっと会場を回って、どんなお店が出店されているのかを見てみた。
会場はかなり広くて出店数も多く、この旅でいくつかマーケットは行ったけど、その中では最大規模だと思う。
そして入口に戻り、まずはチャイとか自然派の飲み物を売ってるお店で飲み物を買った。
お店の方はとても穏やかに話すおじさんで、やり取りをしていてホッとする感じがした。
「準備に時間かかってごめんね」なんて言ってくれたけど、全然いいのにと思い「大丈夫」と答えた。
次に、果物を買おうと思った。
野菜を売ってる店は二つあったけど、どうにも売り手さんが好かん…申し訳ないけど。感覚的に。
で、桃やアプリコットだけ売ってる女性の店があったんだけど、そこのが良さそうと思った。
見た感じ、たぶん無農薬だったし。
2、3個で買えなかったんだけど(他の店舗はむしろ買えた)、女性のところから買いたくて結局そこでアプリコットを買った。
女性はアジア系だったのかな、「日本人ですか?メガネ素敵ですね」と言ってくれた。
メガネは割と評判が良く、色々なところで「いいね!」と言われた(今も良く言われる)。
そのあと、軽く何か食べたくて、パンを買おうと思った。
ガーリックパンやオーガニックなんとかのパンとか、結構気になったのがあったけど、
ドライトマトとオリーブのロングデニッシュだけを買った。
美味しかったら追加で買おうと思ったのと、個人というよりチェーン店のようで、今の気分的に違うかなーと思ったから。
そのあと、最初に会場をぐるっと回ったときに気になってた甘酒屋へ。
日本人の人が間違いなくやっていたのと、純粋に甘酒を飲みたくて行った。
自ら日本人だと告げて日本語で会話した。
甘酒はあえてフレーバータイプのものを選んだ。珍しいものはやっぱり興味ある。
これは、海外の方向けに作ったものだと話してくれた。
抹茶とベリーとココナッツの甘酒を試飲をさせてもらい、ココナッツが麹の味が一番したから、それにした。
アーモンドミルクが一番麹の味がするらしいから迷ったけど、ここは自分の舌で決めたココナッツにしようと思った。
今思えば、どれくらいこちらに住んでるのか聞けば良かった、と思った。
食べ物はもういいかなーと思い、もう一回りして出ようとした時、民族楽器の演奏を始めた若者の近くを通りかかった。
始める前に自分で小銭を箱に入れていて「なるほど、サクラ的な感じだな」と勉強になった。
彼は、みたこともないとても大きな長い笛のような楽器を演奏していた。
太鼓のような打楽器を叩きながら。
正直なところ、どういう演奏が上手なのかよく分からなかったけど、不思議な雰囲気がして心地良い演奏だった。
結構長い曲で20分くらい演奏していたけど、キリが良いところまで聴いてから、お金を置いて去った。
その時、若者と目が合いお互い笑顔で挨拶した。
こういう人はつい応援したくなってしまう。
そして、マーケット会場を後にした。
其の弍へつづく