Movie / Manga Recommendation : SLAM DUNK
※ネタバレがあります
スラムダンクの映画を観てきた。
自分の予想に反してかなり泣いた。
前半部分は大体泣いていた気がする。
なんで涙が出るのかが自分でもまだ正確には良くわかっていない。
話に感情移入したからか、それとも潜在的な何かに触れて涙が出たのか。
両方あるのかもしれない。
スラムダンクは漫画では1度だけ全巻読んだことがある。
書籍自体も持っているから、映画を観てからものすごく読み返したくなっている。
それくらいの感じだから、今回の山王戦の結末が海南戦の結末とごっちゃになっていて、
最後に桜木がパスミスすると思って映画を観ていた。
(それくらいの”好き”度だけど、好きな漫画)
でも勝ったから(勝手に(笑)シナリオ変えたのかと思った)ビックリした。
映画を観ていて心に響いたのは、
桜木が言った
「素人だからできる」
「今が晴れ舞台(栄光の時)」
的なセリフ。
安西先生が言った
「諦めたらそこでおしまい」
的なセリフ。
ちゃんと調べてみると、やはり名言で扱われている。
「おめーらバスケかぶれの常識はオレには通用しねえ!! シロートだからよ!!」
「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か? 俺は……俺は今なんだよ!!」
by 桜木花道
「あきらめたらそこで試合終了だよ。」
by 安西先生
泣けますね、、、字だけみても。
リョータの家庭環境の描写は、とても切なかったけれど、個人的には良かった。
パンフレットの井上先生のインタビューを読んで、リョータを今回の主人公にしたことも納得した。
途中で観客が湘北の応援し始める時とか、ベンチのメンバーの気持ちの描写とか、そういうところにもグッときた。
この映画でほぼ号泣をしたのは、常識にとらわれずに全力で諦めない姿勢を見せつけられたからかもしれない。
”バスケットはこうプレイするもの”みたいな枠にとらわれない、かつ全力の花道のプレイは惹きつけられるものがあった。
自分が今これまでやってきた自分の常識に疑問を持ち、新しい道を歩き出しているから、思うところがあるのかも。
ところどころで描写されている人の優しさだったり、辛いところだったりも涙腺を刺激した気がする。
こう考えてみると、冒頭で泣いた理由がわからないと言ったけれど、やっぱり書いた通りかもしれない。
井上さんは「限られた中で映画でできることをやった」とインタビューで言っていた。
だから、今回はギャグ要素はほぼ無かったらしい。
漫画の原作も好きだけれど、この映画も僕はとても良かったと思う。