New Zealandのビアフェス March Festへ行ってきた
4月6日に初めて海外のビアフェスに行ってきた。
今滞在しているNelsonはホップの産地で有名な場所。だから、ブルワリーもたくさんある。
そのブルワリーのビールが飲めるフェスということで、ビール好きの僕としては行かない選択肢はなかった(笑)
会場に着くと入り口でグラスを渡された。これにビールを注いでもらい、飲むというスタイル。
日本のビアフェスではあまり見ない方法だけど、日比谷公園などで開催されるオクトーバーフェストでは、デポジット形式で似たようなスタイルでやっている。
支払いはお金ではなく、Tokenというものを買って、それを使った。
入り口近くにTokenの販売場所があって、そこでそれを買ってビールをサーブしてもらう時に渡す、という方式だった。
これも、日本のビアフェスではあまり見たことがない方法だった。
1枚2ドルで、パインサイズは5枚、ハーフサイズは3枚必要だった。
マイグラスを使ってビールを飲む、というのはゴミを出さないという点ではいいなと思った。
一方で、このTokenはプラスチックでできていたから、それが紙とか天然素材だったらもっといいなとは思った。
でも、再生プラスチックを使っているかもしれないし、まぁなんとも言えない(笑)
会場に来るまでは、日本のビアフェスと同じような感じを想像していた。
各ブルワリーがそれぞれのビールを複数販売して、それを買う。
でも、このMarchfestは違った。
15のブルワリーがそれぞれ1種類ずつ新しいビールを持ち寄ってきて、それらを楽しむ。
で、テイスティングエリアがあって、そこで少しずつ試し飲みができる(6Tokenかかるけど)。
つまり、いわゆる”ブルワリーの定番ビール”的なものは飲めない。
今回は一人で行ったのだけど、入り口付近でよくいくBarの店員さんにバッタリあって、彼らと合流した。
そのまま彼らと一緒に、テイスティングエリアに行った。勝手がわかってなかったから、助かった〜。
テイスティングエリアでは渡されたトレーに飲みたいビールの番号を書いて、ビールを注いでもらった。
正直なところ、もうワンセットテイスティングしておけばよかったーと思った(笑)
15種類の中から5種類だけというのは、若干選ぶのが難しかったから。
とはいえ、今回選んだ中で一番美味しいと思ったのは、The Mussel InnのHerb and Spiceというビール。
スタイルはIPAみたいだけど、スパイシーな感じが個人的には好みだった。
一緒に飲んでいたアジア系の男性は「薬みたい」と言っていたけど、それも確かに頷けた。
NZはヘイジーが人気で、どこに行っても大体ヘイジーIPAがある。
今回のMarchFestでももちろんたくさんのヘイジーIPAがつながっていた。
僕はスタウトやポーターなどのダークビアーを好んで飲むけれど、最近はたまにヘイジーも飲む。
あまり”ヘイジー”過ぎないものもあるし、色々と飲んでみるのも面白い。
今回飲んだChinchiller Brewingの3s a CrowdというヘイジーIPAも美味しかった。
あと、Hop FederationのWest coast pilsnerも美味しかったので、パイントでも飲んだ。
会場は野外ということもあって、とても心地よかった。
また、日本のビアフェスよりも人が少なくて(都会じゃないということもあるだろうけど)、それもよかった。
会場には2つのステージがあって、地元のアーティストが演奏をしていた。
最初は音楽を聴く気満タンで来たけど、会場に来てみると知っている人にたくさん会ったり、日本の方と話したりして、結局そこまで集中して聴けなかった(笑)
でも、小さいステージで演奏していた若いアーティストさんの演奏が心地よいと思いながら遠くから聞いていた。
このビアフェスは、ビールを楽しむということもあるけど、来ている地元の人達、彼らにとっては友人と話すコミュニケーションの場所の一つ、という印象を受けた。
実際に、僕も知っている人に会ったし。
そういうアットホームな感じが心地よく感じた。
結構飲んで、それなりに酔っ払いはしたけど(笑)
日本からワーホリで来ていたカップルとも、ふとしたタイミングから話をすることができたし、とても良い時間が過ごせたと思う。
今は絶賛自分に、お酒との付き合い方も含めて、向き合っている。
ただ、今言えることは、僕にとってのビールと、そこで出会う人、場所、これらは、今の僕にはまだ必要なものだなということ。
これは、日本にいた時も同じだったと思う。
もしかしたら、この先もずっと必要かもしれない。今とは違うような関わり方になるとしても
それはどうなるか分からない。
ただ、今は純粋に”楽しい”を思える場所だということは、間違い無く言えると思う。