ノープランNZ旅行記 8日目 其の壱

8日目(2022/12/20)、Routeburn track2日目。

この日は朝の3:33に目が覚めた。

起床時に時計を見たので覚えている。

その後寝たり起きたりを繰り返し、確か5時台にトイレに行った。

その時に、いや、その後すぐにコンタクトをつけに行った時だ。

「くつがない!!」

外においておいたスニーカーがなくなっている…というか、みんな廊下に並べていたから並べていたのに、みーんな無くなっている。。。

ベッドに戻ってみると、みんな各自ベッドの下に靴が…

「誰か間違って持って行った?」「処分された??」

ストックや靴をかける場所があり、そこを見たけど、見当たらず…とりあえずベッドに戻った。

「マンサンダル*あるから最悪これで歩く?」*前々回のブログ参照ください

「とりあえずみんなが起きてきてから聞いてみよう」

「どうにかなる!…よな」

とか色々ネガティブ&ポジティブ思考が入り乱れるので、

「とりあえず飯でも食おう!」

と思い、廊下でオーガニッククッキーを食べることにした。

するとどこかから音がする・・・?

見ると鳥?飛ぶのが苦手そうな鳥がヨチヨチ歩いている。

「もしや…」

この鳥がイタズラするからみんな靴をしまったのかも。そう思った。

鳥の脚を見るとテープのようなものが巻いてある。

保護されている鳥みたいだ。

なんか、見ていたらこっちに寄ってくる。

クッキー食べてるから?

でもクチバシが鋭いから、変に手を出したりしたら攻撃されるかも。

むしろ保護されてるなら、変に手出しもできない。

とりあえず写真やビデオを撮って、部屋に戻ろうとすると、なんとなくついてくる。止まると止まる。

少し勢いよく近づこうとすると逃げる。でも部屋に向かうとついてくる(笑)

面白かったけど、部屋の中に来られても困るから、少し逃げた隙にさっと部屋に入った。

人を警戒しない一見お茶目な鳥

この子はどうやらKeaという鳥のようだ。お目にかかれるのは珍しいっぽい。

この時間帯に起きていたのは僕だけだったので、早起きは三文の徳とはこのことだと思った。

時間が経って少しずつ人も起き始めた時、上の段の人も起きた。昨日の夕方も話しかけてきてくれた方。

とりあえず外に出て手当たり次第人に靴のことを聞いてみよう、と思ってそとに出た。

すると、ちょうど上段の人がトイレから戻ってきたので、

「靴知らないか?昨日早く寝ちゃって…」

みたく聞いたら、案の定というか

「昨夜、スタッフさんのアナウンスでみんな靴をしまったんだよ。鳥がイタズラしちゃうんでね」

的なことを言っていた。

やはり!!!もしかしてさっきのやつか?!と思ってすこしニヤニヤしてた(心の中で)。

そう言えば昨日寝る直前に誰かが廊下で話していた気がする。。。

そのジェントルマンは「一緒に探してあげる」と言ってくれ、探してくれた。

靴はすぐに見つかった。談話室にあった。なぜ僕はあそこを見なかったのか先に(笑)

とはいえ、見つかってホッとしたし、ジェントルマンにも感謝だ。

(その後沸かし過ぎたと言ってお湯をくれたのも助かったし、時間短縮のおかげで結果的にバスに間に合ったかも!)

すぐに悪く考えてしまう自分もいつつ、落ち着いて考えることができている自分もいつつ、ということに気づけた体験だった。

其の弍につづく

Hiroki a.k.a HIRO
  • Hiroki a.k.a HIRO
  • 40代 / 躁鬱人
    サラリーマン歴15年
    2年前に会社を辞め、京都へ移住。
    NZの旅の途中で語学留学を思い立ち、2023年から語学留学を開始。
    2024年から木彫(Wood Carving)をはじめて、その面白さに気づく。
    現在、京都とネルソンの二拠点生活を目指している。

    興味:Carving(木彫) / 日本の文化(Japanese Culture) / 日本語(Japanese Language) / 京都(Kyoto) / 左京区(Sakyo ku) / 江戸時代(Edo Period) / 旅行(Travel) / 歩くこと(Hiking) / 農のある暮らし/ 環境問題 / 書くこと(Writing) / 音楽(Music) / 漫画(Manga) / アート(Art) / クラフトビール(Craft Beer) / Buddhism / Shintoism

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