実験生活 〜永住権申請までの道〜:4
その後、家の近くにあるポリテクのオンラインコースを取ることを決めた。
特に違和感というか、ネガティブなポイントが自分の中になかったから。
むしろ、先生のバックグラウンドや、先生に直接メールで確認した詳細なコース内容には興味が持てたから。
なので、早速申し込もうと思い、学校を訪問した。
しかし、受付の人に
「今のあなたのVisaの状況では申し込みはできない。このコースを取ることは難しいかも」
というようなことを言われた。そして、
「まずはImmigration adoviser に相談してみて」
とも言われた。
なんと、、、
思うようにはいかないもんだ、でも現実だからしょうがない、と思いつつ、
お礼を言って学校を後にした。
とりあえず何か飲もうと思ってジュースとオレンジを買い、近くの川辺へ行った。
学校の受付の人がImmigration adoviserの名刺をくれたので、そこに連絡しようかと思ったけれどやめた。
学校から出て歩きながらどうしようかと考えていた時に、最初に思いついたのが
「英会話の学校を申し込むときにお世話になった、日本人のエージェントさんに聞いてみよう」
だったから。
無理に英語でやり取りしなくてもいい。大変だし。
あえて荊の道に進む必要は今はなく、頼れるところには頼ろう、と。
なので、早速エージェントさんにメールで聞いてみることにした。
「オンラインコースの受講はできないのか?」
という旨の質問をしたところ、まず学生本人が現地(海外)でそのコースを申し込んだ事例がないとのこと。
なので、学校に問い合わせてくれた。
すると、オンラインコースではStudent Visaを取得できないとのこと。
フルタイムコースとしてみなされないからという理由。
僕の当初の計画はこうだった。
コース申し込み → Visitor Visa取得(現在申請中) →Student Visaへ変更(Visitor Visa申請中に変更できればする) → 受講開始
詳しく調べていないから、想定が崩れるのはまぁ当然と言えば当然だろう。
で、Variation of Conditions(VOC)を提出することで、オンラインコースを受けられるかもしれない、ということらしい。
Visitor Visaは3ヶ月までなら学校に通うことができる。
そしてVOCを提出をすることで、3ヶ月以上勉強することが可能となる。そういう理屈。
ただ、原則としてVisa取得後にVOCの提出をすることになっている。
なので、Visa申請中の僕は、現時点でVOCの提出が可能かどうかを移民局に確認する必要があった。
そこで、早速今日の朝に電話して聞いてみた。
すると、あまり嬉しいとは言えない回答をもらった。
まず、VOCの提出はやはりVisa取得後でないとできない、ということだった。
また、移民局の方の意見では、僕が希望するコースを受講するならStudent Visaを取得する方が良い、とのこと。
完全に理解はできなかったけど、僕の理解では、恐らくVisa取得の目的が異なってくるからだと思う。
Visitor Visaの取得目的のメインは勉強では無く、Student Visaは勉学が目的。
オンラインコースとはいえ、受講期間が半年ほどあるため、Student Visaの方が妥当、というような考え(という認識)。
ただ、いずれにせよ、2月の受講開始までにStudent VisaないしはVOCの承認を得るのは難しいかも、という見解だった。
規制上では、承認までMax6週間かかることになっているからだ。
そして、tryするのもStudent Visa, VOCどちらを選択するのも、「キミ次第」と言われた。
なるほどねー。
なかなかすんなりといかないなぁ、と。
とりあえず、できるところまで、やれることはやろう、と思った。
現状を受け入れる以外にないし、方向転換 or 諦めるのはまだ早いと思うから。
なので、まずはVisitor Visaの承認を待ちつつ、Student Visaの申請 or VOCの提出の準備は進めようと思う。
「前例がない」とか少し普通じゃない、というところに若干ワクワクしている自分がいるのは事実。
「これからのための轍を作れるかもしれない」とか思うと、なんか楽しい。
まぁ、「絶対これをやるんだ!!」というとても強い気持ちじゃないからかもしれないけど。
もちろん、これからのビジョンはある。
とりあえずはゲーム感覚でやっていこうと思う。