実験生活:ネルソンにできるだけ長く住むために 9
メールを送った2、3日後に改めて自動返信されてきたメールの文面を読んでみた。
すると、冒頭にこう書かれていた。
IMPORTANT: If your request relates to a Visitor Visa application, it is unable to be considered through this process.
つまり、送った緊急用メールは意味がないということ(苦笑)
あちゃー、と思い、これはまた電話するしかないかもと思った。
ホストマザーにこのことを話すと、電話するならサポートしてくれるという。
なので、すぐに電話をすることにした。
移民局へ電話をしてコチラの事情を説明し、できる限り早く回答が欲しい、ということを伝えた。
オペレーターの方は僕の意図を理解してくれたようだけれど、何かできるわけじゃない感じだった。
でも、まずは僕の申請状況を確認してくれ、審査官の人が決まりちょうど確認するタイミングのようだ、ということを教えてくれた。
「急いでいることだけでも伝えたい」ということを何度か伝えると、その方は審査官のメールアドレスを教えてくれた。
そして、直接メールをしてみるといい、と言ってくれた。
内心、「メールアドレスを教えてくれるなんて、これは運がきてる!!」と興奮した。
後から人に聞いた話だと、こういう対応はなかなか無いらしい。
どうにかまた次に続く道がつながり、感謝の言葉を述べて電話を切った。
ホストマザーは今回も電話の間隣にいてくれて、僕が「?」の時にはサポートしてくれた。
早速審査官の人にメールを書いて、「この日までに回答が欲しい」と連絡した。
ホストマザーはメールの添削もしてくれ、感謝しかなかった。
そして、この日できることは終わった。
審査官へメールの送った次の日が学校への移民局からの結果提示期限だった。
この日の朝、早くも査察官からのメールが来ていた。
そこには「あなたはVOC申請の必要がない」旨の内容が書かれていた。
僕はその意図が理解できなかった。
Visitor Visaでは3ヶ月までなら勉強することが可能だけど、僕がやりたいオンラインコースは6ヶ月。
そのために、勉強できる期間を伸ばしたい、というのが僕のVOC申請理由だった。
だから受け取ったメールの内容に「?」しかなかった。
申請をした理由と、学校から言われたことを改めてメールで伝えても、やはり同じような回答が来た。
学校側にもメールで確認して、その内容をそのまま送ってみても、審査官の姿勢は変わらなかった。
最終的に、学校から「審査官から学校に直接メールを送ってくれるようお願いしてくれないか」と言われ、その通りにした。
審査官の方は対応に応じてくださって、学校にメールを送ってくれた。
そして、学校の担当者の方はそれを受けて「週明けの月曜日に対応を決める」と言った。
その日できることはそれで終了した。
学校での勉強を始められるのかどうかは結局分からないまま、若干気持ちは”モヤ”りながら週末を迎えた。
「なるようにしかならない」と思いながらも、「ダメだったら今後どうしようか」ということを早くも週末に考え始めていた。